どうも、おかめちゃんです!この記事では、カナダの妊娠や出産にまつわる医療制度、カナダと日本の違いについて紹介したいと思います。
・カナダで妊娠・出産を考えている人
・日本と何が違うのか知りたい人
・カナダで出産するメリットが気になる人
カナダで妊娠・出産を経た経験から、想像していて出産と全然違う!と知り、備忘録としてブログに残そうと書き始めました。今回の記事では、妊娠・出産について日本とカナダではどのように違うのかをフォーカスにして紹介しています。
1.はじめに
(1)軽く自己紹介
おかめちゃん(30代前半)
カナダのトロント在住(2年目)
イギリスで出会ったイタリア人の夫と国際結婚。2024年の夏から夫の海外赴任でカナダに移住して、2025年に妊娠・出産。日本での出産も考えたが、結局カナダで出産することを決意したため、帰国は一切せずに、なんとか無事にベビを出産。
2.カナダの特徴
(1)カナダの医療制度
カナダは医療費が無料(対象外あり)です。また、医療制度の細かいルールは州ごとによって違います。私はトロントに住んでいたので、妊娠検査の流れやシステムについてはオンタリオ州の制度に従いました。
オンタリオ州では「OHIP」という公的健康保険に加入することで、妊婦検診から無痛分娩含む出産まで、全て公費でカバーしてくれるのでほぼ無料でサービスを受けることができます。このOHIPカードを申請すると近くのかかりつけ医(ファミリードクター)を登録することができるので、妊娠の際には、このかかりつけ医を通してスムーズに病院で検診を受けることができます。
OHIP(公的医療保険制度)の加入条件
・対象の在留資格(永住権、就労ビザ等)
・6ヶ月以上住む予定の証明(賃貸契約書等)
※ワーホリでもフルタイム(週30h)のワークパーミットがあれば申請可能
※2026年時点の情報
(2)妊娠週の数え方
妊娠週の数え方は日本と若干違う
日本のように「安定期」というはっきりした期間はカナダにはないですが、基本的に妊娠12週頃まではかかりつけ医が診てもらって、出産まで専門の担当が必要だと判断した時点で、産婦人科への紹介状を出してもらいます。
※安定期 16週ごろから
妊娠初期 0週~15週
妊娠中期 16週~27週
妊娠後期 28週~出産
※安定期 12 weeks ごろから
1st Trimester 0 week 〜 13 weeks
2nd Trimester 14 weeks 〜 28 weeks
3rd Trimester 28 weeks 〜 出産
3.トロントの特徴
(1)妊娠した時
システムを知るのが大変
カナダの医療システムは、州ごとでルールが異なり、さらにトロントのエリアによっても医療サポートの仕方が違います。場所によって自由な分、自分で動かないといけない場面が本当に多くて、特に、カナダに移住してすぐだと、大変さを感じる方が多いと思います。
まず前提として、カナダは直接病院で診てもらうことは基本的にありません(救急受診などを除く)。
日本なら、妊娠したら産婦人科の病院へ行き、そこで妊婦検診から出産までトータルケア☆の流れになりますが、カナダではかかりつけ医がいるクリニック(ファミリードクター)に行って問診するところからがスタートになります。
- トロントに日本語対応可能な私立病院はある?
-
残念ですがありません。現時点でトロントには産婦人科や産院はすべて公的機関のみとなっています。アメリカのように、お金を払えば高級私立病院で出産できる!は間違いなので注意が必要です。
(2)通院方法
妊婦検診の通院方法はさまざま
トロントでは、ファミリードクター(かかりつけ医)で問診してもらった後、妊婦検診の方法をミッドワイフ(助産師)か産婦人科医かで選ばないといけません。これをプロバイダー(メインの医療提供者)といいます。それぞれにメリットとデメリットがあるので、詳しいことは別記事で紹介します。
※トロント郊外だと、マタニティクリニックもプロバイダーの選択肢にあるみたいですが、私が都市部に住んでいたのでその情報は省きます。

(3)出産場所
出産できる場所を選べる
病院で出産するのが一般的な感覚だと思うんですが、カナダでは医療サービスが無料だからこそ、高リスクの妊婦さんを病院でなるべく優先できるように、低リスクの方は出産方法を病院以外でも選べるようになっています。
※低リスクでも病院を選択できるので安心してください!
- 公立病院
- バースセンター(産院)
- 自宅
Toronto Birth Centre
高級私立施設ではなく公的に運営されている出産センター
4.日本とカナダの違い
(1)妊娠に関する主な違い
| 項目 | 日本 | カナダ |
| 健診回数 | 約14回 | 約8回 |
| 費用 | 補助あり(実費1〜3万) | ほぼ無料(公費カバー) |
| 医師 | 同じ医師が継続して担当 | 看護師、超音波技師、助産師が分業して担当 |
| 妊婦さんの心理サポート | 手厚い | 最小限(必要時のみ) |
(2)通院とエコーの回数の違い
日本とカナダで比較した時、通院回数もエコーの回数もカナダの方が圧倒的に少ないです。
| 時期 | 通院回数 | エコーの回数 |
| 妊娠初期~23週 | 合計5回(4週間に1回) | 5回 |
| 妊娠24週~35週 | 合計6回(2週間に1回) | 6回 |
| 妊娠36週~出産 | 合計5回(1週間に1回) | 5回 |
| 時期 | 通院回数 | エコーの回数 |
| 妊娠初期~27週 | 合計約4回(4週間に1回) | 3回 |
| 妊娠28週~35週 | 合計4回(2週間に1回) | 1回 |
| 妊娠36週~出産 | 合計5回(1週間に1回) | 0回 |
カナダでのエコー検診についてですが、私の場合は、28週ごろに外部機関で5Dエコーの検査(私費)を依頼して、病院では再検査で追加2回検査を行いました。(5Dエコーについてはまた別記事で紹介するつもりです。)
(3)妊娠中の検査や制度
妊娠中の検査の比較
| 項目 | 日本 | カナダ |
| 検査の予約 | 自己予約不要 (医師が一括管理) | 本人が予約必要 |
| エコーの回数 | 10回以上 | 基本4回のみ |
| 血液検査の絶食 | 通常は不要 (糖負荷検査は絶食必要) | 検査によって必要 |
費用・制度の比較
| 項目 | 日本 | カナダ(トロント) |
| 母子手帳 | あり(市区町村に妊娠届提出) | なし |
| 妊娠・出産手当 | 42万円の出産育児一時金 | 基本なし |
| 健診費用 | 受診券でほぼ無料 (一部自己負担あり) | 基本無料 (OHIPカバー外は私費) |
| 妊娠の手引き | 母子手帳と一緒に冊子や手引きが配布される | 個別で探す必要あり (公的案内サイトのみ) |
5.カナダ出産の利点・欠点
(1)カナダ出産のメリット
- 外国人多いので英語が下手でもウェルカム
- ぜんぶ無料なので経費がかからない
- 妊婦期間のサポートや出産場所を選べる
- 赤ちゃんはカナダ国籍を取得できる
- ミッドワイフは産後のサポートまで手厚い
- 調べ尽くせばサポートは充実している
(2)カナダ出産のデメリット
- 妊婦検診でそれなりの英語力が必要
- 妊娠から出産までの指南書がない
- トロントの中でもエリアによってシステムが違う
- 低リスクの妊婦はほったらかしにされがち(がち)
- ファミリードクターは当たり外れあるので注意(私の担当医は何も教えてくれなかった)
- ミッドワイフは満員で受け入れてもらえないケースもある
- 産婦人科病院の数は限られている
- 車がないと通院や出産時に不便(特に冬期)
- 通院は基本的に平日の日中のみ。土日は不可能
- 夏期やクリスマスシーズンは医師やエコー技師がホリデーに入るので、人手不足で検診やエコーの予約がかなり取りづらい

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